
はじめて観葉植物を買うとき、いちばん不安なのは「すぐに枯らしてしまわないか」ではないでしょうか。お店には育てやすいと書かれた鉢が並んでいますが、同じ品種でも、置く部屋によって元気に育つかどうかは大きく変わります。
私自身、北向きの1Kに引っ越して最初に置いたウンベラータを、半年ほどで葉をぱらぱら落として枯らしてしまいました。ところが、品種の選び方と置き場所を変えてからは、同じ部屋で7株を元気に育てられています。枯らした原因は私の腕というより、部屋に合わない品種を選んだことでした。
この記事では、初心者が観葉植物を選ぶときに見るべきポイントを先に整理しました。そのうえで枯らしにくい10品種を、明るさ・水やり・寒さ・ペットへの安全性で比べられるようにしています。最初の1鉢で失敗しやすいことと、どこで買うのがいいかも紹介しています。
読み終わるころには、自分の部屋に合う最初の1鉢が決まっているはずです。
この記事で分かること
- 初心者が観葉植物を選ぶときに見るべきポイント
- 枯らしにくい観葉植物10品種の特徴と比較
- 暗い部屋・一人暮らし・ペットがいる家など条件別の選び方
- 最初の1鉢で失敗しやすいこと
- 通販・ホームセンター・100均の使い分け
こんな人におすすめ
- はじめて観葉植物を買おうとしている人
- 以前に観葉植物を枯らしてしまったことがある人
- 日当たりのよくない部屋に住んでいる人
- 猫や犬と暮らしていて、置ける品種を知りたい人
初心者の観葉植物選びは「部屋の明るさ」と「水やりの手間」で決まる
初心者が観葉植物を選ぶときは、まず置く部屋の明るさに合う品種か、次に水やりを忘れても弱りにくい品種かを見るのが近道です。見た目の好みで選ぶのはその後で十分で、部屋に合わない品種を選ぶと、どんなに気をつけても調子を崩しやすくなります。
選ぶときに確かめたいことを、順番に表にまとめました。
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| 確かめること | 見かた | 迷ったら |
|---|---|---|
| 1. 部屋の明るさ | 置きたい場所で、昼間に照明なしで本が読めるか | 暗めならサンスベリア・ポトス・アイビー |
| 2. 水やりの手間 | 週に1回、土の乾き具合を見られるか | 忘れがちならサンスベリア・パキラ |
| 3. 冬の寒さ | 冬の夜、置き場所が10℃を下回らないか | 冷える部屋ならアイビー |
| 4. 置ける大きさ | 机の上か、床置きか。数年後の大きさも考える | 最初は卓上サイズから始める |
| 5. ペットや小さな子ども | 葉をかじられる心配がないか | パキラ・アレカヤシ・オリヅルラン |
明るさは、思っている以上に大事です。北向きの部屋や窓から離れた場所は、人が思うより植物にとってずっと暗いものです。明るい場所を好む品種を置くと、枝ばかりひょろひょろ伸びたり葉を落としたりします。置き場所の考え方は、置き場所の記事で詳しく扱っています。
\ 日当たり・風通し・温度から置き場所を決める /
初心者におすすめの観葉植物10選|比較表
初心者におすすめなのは、暗さや水切れ・多少の寒さに強く、弱っても立ち直りやすい品種です。ここでは、ウチナカフォレストで育て方を詳しく紹介している品種の中から10品種を選び、特に失敗しにくい順に並べました。
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| 品種 | 暗さへの強さ | 水やり | 冬に安心な室温 | 猫・犬 |
|---|---|---|---|---|
| 1. サンスベリア | 強い | 少なめ(冬はほぼ止める) | 10℃以上 | 注意 |
| 2. ポトス | 強い | ふつう | 15℃前後 | 注意 |
| 3. パキラ | ややある | 少なめ | 10℃以上 | 安全とされる |
| 4. アイビー | 強い | ふつう(乾燥でハダニ) | 5℃以上 | 注意 |
| 5. ガジュマル | ややある | ふつう | 10℃以上 | 注意(樹液) |
| 6. オリヅルラン | ややある | ふつう | 10℃以上 | 安全とされる |
| 7. ドラセナ(幸福の木) | ややある | 少なめ | 10℃以上 | 注意 |
| 8. モンステラ | ややある | ふつう | 10℃以上 | 注意 |
| 9. クワズイモ | ややある | ふつう(冬は控える) | 10℃以上 | 注意 |
| 10. アレカヤシ | 明るい場所向き | ふつう(乾燥に弱い) | 10℃以上 | 安全とされる |
「猫・犬」の欄は、ペットの記事の一覧と同じ基準です。「注意」の品種も、手の届かない高い場所や吊るす飾り方なら楽しめます。ただ口に入れると中毒を起こすおそれがあるので、初めての1鉢なら「安全とされる」品種から選ぶと安心です。
1. サンスベリア|暗さにも水切れにも強い

サンスベリアは、剣のようにまっすぐ伸びる肉厚の葉に水をためこむので、水やりを忘れても弱りにくい品種です。暗めの部屋にも耐え、初心者の最初の1鉢として定番になっています。
気をつけたいのは、水のやりすぎと冬の寒さです。とくに冬は、室温が10℃を切るようなら水やりをほぼ止めるくらいでちょうどいい品種です。品種ごとの違いや増やし方はサンスベリアの育て方ガイドにまとめています。
葉の形や模様の違う品種を見比べるなら、AND PLANTS(アンドプランツ)の品種ページが便利です。
2. ポトス|伸びたつるを切って増やせる

ポトスは、ハート形の葉をつけたつるが伸びていく品種で、暗めの場所にも耐えます。伸びすぎたら切って水に挿すだけで根が出るので、1鉢から増やしていく楽しさもあります。私が最初に挿し木に成功したのも、このポトスでした。
ただし寒さは苦手で、冬は15℃前後を保てる部屋が安心です。水切れすると葉がくたっと垂れるので、水やりのタイミングもわかりやすい品種です。詳しくはポトスの育て方ガイドで紹介しています。
葉の色や斑の入り方が違う品種を選ぶなら、HitoHana(ひとはな)
のポトスのページで見比べられます。
3. パキラ|ペットのいる家でも選びやすい

パキラは、手のひらを広げたような葉が明るい印象の木で、幹に水をためこむので乾燥にも強い品種です。猫や犬に毒性が報告されていない品種として知られていて、ペットのいる家の最初の1鉢にも選びやすいのが大きな魅力です。
失敗しやすいのは水のやりすぎで、夏と同じペースで冬も水をやり続けると、下の葉から黄色くなります。季節ごとの水やりはパキラの育て方で詳しく扱っています。
幹の編み方や大きさの違うパキラを見比べるなら、HitoHana(ひとはな)
が便利です。
4. アイビー|寒い部屋でも育つ

アイビー(ヘデラ)は、寒さにいちばん強い部類の観葉植物で、冬に5℃ほどまで冷える部屋でも候補になります。つるを垂らして飾れるので、棚の上に置いたり吊るしたりする飾り方にもぴったりです。
苦手なのは乾燥で、空気が乾くと葉の裏にハダニがつきやすくなります。私も、初めて買った100均のアイビーを北向きのワンルームの窓辺に置いて、葉の裏を白い斑点だらけにしてしまったことがあります。こまめに葉水をすれば防げるので、詳しくはアイビーの育て方を参考にしてください。
5. ガジュマル|生長が早く、切っても立ち直る

ガジュマルは、ぷっくりとした太い根と幹が個性的な木です。生長が早く、茂りすぎても思いきって切れば新しい葉が出てきます。多少のことでは弱らない丈夫さが、初心者に向いています。
冷えると葉がぽろぽろ落ちるので、冬は窓から離して10℃以上を保ってください。切ると白い樹液が出るので、剪定するときは手袋を。育て方はガジュマルの育て方にまとめています。
ガジュマルを選ぶなら、AND PLANTSのガジュマルのページで樹形を見比べるのがおすすめです。
6. オリヅルラン|吊るして飾れて、ペットにも安心

オリヅルランは、細長い葉が噴水のように広がり、ランナーと呼ばれる茎の先に小さな子株をつける品種です。寒さにも比較的強く、猫や犬に毒性が報告されていないので、吊るして飾ればペットのいる家でも楽しめます。
葉先が茶色くなりやすいのは、水切れや乾燥のサインです。子株を切り取って植えれば簡単に増やせます。詳しくはオリヅルランの育て方で紹介しています。
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7. ドラセナ(幸福の木)|まっすぐな幹で存在感がある

幸福の木(ドラセナ・マッサンゲアナ)は、まっすぐな幹から長い葉を広げる木で、床に置くサイズでも比較的育てやすい品種です。水やりは控えめで大丈夫なので、忙しい人にも向いています。
寒さと乾燥には弱く、冷えると葉先から傷みます。冬は10℃以上の部屋に置いてください。葉先が枯れる原因と対処はドラセナの育て方にまとめています。
8. モンステラ|大きな葉を楽しみたい人に

モンステラは、切れこみの入った大きな葉が人気の品種で、明るい日陰なら元気に育つ品種です。生長が早く、1鉢で部屋の印象を大きく変えてくれるので、インテリアとして楽しみたい人に向いています。
大きく育つぶん、置き場所には余裕が必要です。冬は大きな葉が窓に触れやすいので、夜は窓から離してください。植え替えや増やし方はモンステラの育て方で扱っています。
サイズ違いのモンステラを見比べるなら、AND PLANTS(アンドプランツ)が選びやすいです。
9. クワズイモ|大きなハート形の葉が魅力

クワズイモはアロカシアの仲間で、太い茎から大きなハート形の葉を広げます。明るい日陰を好み、水切れにも比較的強いので、南国らしい雰囲気を手軽に楽しめるのが魅力です。
冬は生長がゆっくりになり、葉を落とすこともあります。水を控えめにして10℃以上を保てば、春にはまた新しい葉が出てくるはずです。冬の管理はアロカシアの育て方にまとめています。
クワズイモやアロカシアの仲間は、AND PLANTS(アンドプランツ)の品種ページで探すのがおすすめです。
10. アレカヤシ|明るい部屋の大きな1鉢に

アレカヤシは、細い葉がやわらかく広がるヤシの仲間で、リビングに南国のリゾートのような雰囲気を作ってくれます。猫や犬に毒性が報告されていないのも安心できる点です。
10品種の中では明るい場所が必要で、乾燥すると葉先が茶色くなりやすい品種です。窓際の明るい場所に置けて、葉水の手間をかけられる人に向いています。詳しくはアレカヤシの育て方を参考にしてください。
10選のほかに候補になる観葉植物|ゴムの木・カポック・テーブルヤシ
10選には入れませんでしたが、初心者でも育てやすい品種はほかにもあります。部屋の条件や家族に合わせて、次の3つも候補にしてみてください。
ゴムの木は、厚い葉で乾燥に強く、ある程度の暗さにも耐えます。寒さには弱めなので、冬も10℃以上を保てる部屋が安心です。樹液が犬や猫の口に入ると吐くことがあるため、ペットのいる家では届かない場所に置いてください。詳しくはゴムの木の育て方の記事が参考になるはずです。
カポック(シェフレラ)は、耐寒温度が約3℃と寒さに強く、日当たりの悪い部屋でも育ちます。暖房の弱い部屋に置きたい人に向いていますが、猫や犬には有毒とされています。ペットのいる家では選ばないほうが無難です。詳しくはカポックの育て方を見てください。
テーブルヤシは、机や棚に置ける小さなヤシの仲間で、暗めの場所でも育ちます。猫や犬に毒性がないとされているので、ペットのいる家で小さな1鉢を探している人に向いています。詳しくはテーブルヤシの育て方にまとめました。
部屋の条件別|初心者が選びやすい観葉植物
部屋の条件がはっきりしているなら、条件に合う品種から選ぶのがいちばん確実です。暗い部屋ならサンスベリアやポトス、冷える部屋ならアイビー、ペットがいるならパキラやオリヅルランが候補になります。
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| 部屋の条件 | 選びやすい品種 | 気をつけること |
|---|---|---|
| 日当たりが悪い | サンスベリア・ポトス・アイビー | 暗いほど水の減りが遅いので、水やりを控えめに |
| 一人暮らしで狭い | ポトス・サンスベリア・オリヅルラン | 卓上か吊るす飾り方で床をふさがない |
| 冬に冷える | アイビー | ほかの品種は夜に窓から離す |
| 猫や犬がいる | パキラ・オリヅルラン・アレカヤシ | 安全とされる品種でも土や肥料はかじらせない |
| 水やりを忘れがち | サンスベリア・パキラ・ドラセナ | 忘れるより、やりすぎのほうが枯らしやすい |
暗い部屋で育てられる品種はもっとあります。日当たりのよくない部屋に住んでいるなら、日陰でも育つ品種の記事も参考にしてください。
\ 日当たりが悪い部屋でも育つ品種 /
\ 猫・犬に安全な品種と、避けたい品種 /
観葉植物の初心者が最初の1鉢で失敗しやすいこと
初心者が観葉植物を枯らす原因で多いのは、水のやりすぎと、部屋の明るさに合わない場所に置くことです。どちらも「かわいがりすぎ」や「見た目のいい場所に置きたい」という気持ちから起こりやすいので、先に知っておくと防げます。
水をやりすぎる
毎日少しずつ水をあげるのは、いちばん多い失敗です。土がいつも湿っていると根が息苦しくなり、根腐れを起こします。水やりは、土の表面が乾いたのを指で確かめてから、鉢の底から流れ出るくらいたっぷりと。受け皿にたまった水は捨ててください。
\ 水やりの頻度と見きわめ方 /
水やりのタイミングに自信がないうちは、鉢に挿しておく水やりチェッカーを使う手もあります。土に水が残っているあいだは青く、乾いてくると白に変わるので、鉢の中の乾き具合が外からひと目でわかるのが便利です。
― 挿すだけで乾き具合がわかる水やりチェッカー ―
暗すぎる場所や、エアコンの風が当たる場所に置く
部屋の奥の棚やテレビの横は、見た目はよくても植物には暗すぎることがあります。エアコンの風が直接当たる場所も、葉が乾いて傷む原因です。最初の数週間は、窓から少し離れた明るい場所に置いて様子を見るのが安心です。
買ってすぐに植え替える・肥料をあげる
買ってきた鉢は、お店から部屋へ環境が変わっただけで少し疲れています。すぐに植え替えたり肥料をあげたりせず、2週間ほどは置き場所に慣らしてください。植え替えは、よく伸びる5〜7月にするのが基本です。
冬に買って、寒い玄関や窓際に置く
冬に買うなら、持ち帰る途中の寒さと、置き場所の冷え込みに気をつけてください。はじめての1鉢は、春か初夏に迎えると、生長期に部屋になじんでくれるので失敗しにくくなります。
初心者は観葉植物をどこで買う?|通販・ホームセンター・100均の使い分け
初心者が観葉植物を買うなら、株の状態がよく、品種ごとの育て方がわかる観葉植物の専門店か通販がおすすめです。ホームセンターは実物を見て選べるのが利点で、100均は小さな株で気軽に試したいときに向いています。
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| 買う場所 | よいところ | 気をつけること |
|---|---|---|
| 観葉植物の通販 | 品種が多く、育て方や置き場所の目安が書かれている。鉢カバー付きも選べる | 実物を見られない。届く季節の寒さ暑さ |
| ホームセンター・園芸店 | 実物の葉や幹を見て選べる。土や鉢も一緒にそろう | 店内が暗いと、弱った株がまざっていることも |
| 100均 | 小さな株で気軽に試せる | 鉢が小さく土も少ないので、早めの植え替えが必要なことが多い |
通販なら、初心者向けの品種をまとめたページから選ぶと迷いにくくなります。HitoHanaでは育てやすい観葉植物を一覧で見られます。
\ 観葉植物の通販サイトを比べる /
― 100均の観葉植物を大きく育てるコツ ―
初心者におすすめの観葉植物でよくある質問
まとめ|初心者の観葉植物は「部屋に合う丈夫な1鉢」から始める
初心者が観葉植物を選ぶときは、置く部屋の明るさと、水やりの手間に合う品種を選ぶことが何より大切です。サンスベリアやポトス・パキラのように丈夫な品種から始め、水のやりすぎに気をつければ、最初の1鉢で失敗する心配はぐっと減ります。
- 見た目より先に、置く部屋の明るさに合う品種を選ぶ
- 最初の1鉢は、サンスベリア・ポトス・パキラのような丈夫な品種から
- 水やりは、土の表面が乾いてからたっぷりと。毎日少しずつは根腐れのもと
- 冬に10℃を下回る場所には置かず、夜は窓から離す
- 猫や犬がいるなら、パキラ・オリヅルラン・アレカヤシから選ぶ
私自身、最初に枯らしたウンベラータのことは今でも覚えています。けれど、部屋に合う品種に選び直してからは、同じ北向きの部屋で何年も緑を楽しめています。枯らしたのは才能がないからではなく、選び方を知らなかっただけでした。
まずは、この記事の表で自分の部屋に合う品種を1つ選んで、迎えてみてください。
\ 初めての1鉢は、丈夫で育てやすい品種から /
新しい植物や鉢、土を探しているなら、観葉植物専門の通販サイトもチェックしてみてください。送料や枯れ保証で比べたおすすめの通販サイトをまとめています。








