グリーンネックレスの育て方|しわしわ・しぼむ原因とぷっくり保つコツ

グリーンネックレスは、緑色のぷっくりした小さな玉が連なって流れ落ちる、見た目のかわいさで一番人気とも言われる多肉植物です。「緑の鈴」という別名の通り、ハンギングで垂らした姿はそれだけで部屋がぐっとおしゃれになります。ところが、いざ育ててみると「玉がしわしわにしぼんだ」「いつのまにかぶよぶよ溶けて茶色くなった」「ぷっくりした玉にならず、茎ばかり間のびする」と、つまずく人がとても多いんです。

私自身、初めて迎えたグリーンネックレスを、よかれと思ってこまめに水やりしていました。そうしたら夏のあいだに、半分ほどを溶かしてしまったんです。逆に冬に水を切らしてしわしわにさせたときは「もう枯れた」と慌てたのですが、水をやったら翌日にはぷっくり戻ってくれて拍子抜けしました。同じ「しわしわ」でも、原因が正反対だと知ったのは、その失敗のあとでした。

この記事では、いちばん多い「しわしわ・ぶよぶよ」を乾燥型と過湿型に見分ける方法を中心に、枯らさない水やりと置き場所、ぷっくりした玉に育てて徒長を防ぐコツ、水挿しでカーテン状に増やすやり方、ハンギングのおしゃれな飾り方、そしてピーチネックレスやドルフィンネックレスといった仲間との違いまで、室内で育てて見つけた実践的なポイントをまとめました。

読み終わるころには、ぷっくりした緑の鈴を長く楽しむ感覚がつかめているはずです。

この記事で分かること

  • 「しわしわ・ぶよぶよ」を乾燥型と過湿型に見分ける診断のしかた
  • 枯らさない水やりの頻度と、夏と冬で変える置き場所のコツ
  • 玉が小さい・徒長する原因と、ぷっくりした玉に育てる方法
  • 水挿し・挿し芽でカーテン状に増やす手順と適期
  • ハンギングが見た目にも育ちにも得をする理由と飾り方
  • ピーチ・ドルフィン・ルビーネックレスなど仲間との違い

こんな人におすすめ

  • 垂れ下がる姿で部屋をおしゃれに飾りたい人
  • 玉がしわしわ・ぶよぶよになって困っている人
  • 買ったときよりぷっくり感がなくなってしまった人
  • 多肉植物は枯らしがちで、今度こそ長く育てたい人

グリーンネックレスとは|「緑の鈴」の特徴とセネシオ属の基本データ

グリーンネックレスは、アフリカ南部の乾いた土地で育つ、キク科セネシオ属のつる性多肉植物です。丸い玉のように見えるのは水をたくわえた葉で、乾燥した環境を生き抜くための工夫なんですね。だから基本は乾燥に強く、逆に過湿がいちばんの苦手。この性質さえつかめば、ぐっと育てやすくなります。

グリーンネックレスのぷっくりした緑の玉のクローズアップ

名前の由来と、水をためる丸い葉

緑色の玉が連なって垂れる姿が鈴の首飾りに見えることから、「緑の鈴」とも呼ばれます。学名はSenecio rowleyanus(キク科セネシオ属。近年はクリオ属Curioに分類されることもあります)。原産地は南アフリカやナミビアの乾燥地帯で、まんまるの葉はそこで水をためる貯水タンクのような役割をしています。グリーンピースのような形といえば、イメージしやすいでしょうか。つまり、見た目はかわいいけれど中身はたくましい乾燥地の多肉、というわけです。

基本データ早見表|置き場所・水やり・耐寒性

← 横にスクロールできます →

項目 目安 ひとことメモ
学名・科属 Senecio rowleyanus/キク科セネシオ属 南アフリカ・ナミビアの乾燥地が原産
置き場所 日当たりと風通しのよい場所。夏は明るい日陰 光が足りないと徒長して玉が小さくなる
水やり 土が完全に乾いてからたっぷり 過湿が最大の苦手。夏と冬はとくに控えめ
耐寒性 3度くらいまで。霜は避ける 寒さには比較的強いが、凍らせると一発でだめ
生育適温 10〜25度(春と秋によく育つ) 真夏と真冬は生長がゆるむ春秋型
増やし方 挿し芽・水挿し(適期は春と秋) とても簡単。切ったつるからすぐ根が出る

お店で選ぶときは、玉がぷっくり張っていて、茎にハリのある株を選びましょう。すでにしわが寄っていたり、玉と玉の間隔が間のびしていたりする株は、置かれていた環境で水切れや日照不足になっている可能性があります。まんまるの玉がぎゅっと詰まった株を選んで、明るい場所で育ててあげるのが、長く楽しむ第一歩です。同じ多肉植物の基本をおさらいしたい方は、多肉植物の育て方もあわせてどうぞ。

グリーンネックレスの育て方|枯らさない5つの基本

グリーンネックレスを枯らさない基本は、日当たりと風通しのよい場所に置き、土が完全に乾いてからたっぷり水をやることです。光・水・土・温度・肥料の5つを押さえれば、しわしわや溶けるといった悩みのほとんどは防げます。とくに大事なのが「乾かしてから水をやる」というメリハリ。順番に見ていきましょう。

置き場所|日当たり好き、でも夏の直射はNG

グリーンネックレスは日光が大好きです。光をしっかり浴びると玉がぷっくり張り、つるも間のびせずに育ちます。基本は、レースカーテン越しの明るい窓辺がおすすめ。ただし真夏の直射日光だけは別で、強い西日に当てると玉が茶色く焼けたり、鉢の中が蒸れて一気に弱ったりします。夏は明るい日陰へ移し、春や秋、冬はできるだけ日に当てる。季節で置き場所を少し動かしてあげると、ずっと元気でいてくれます。

風通しも意外と大切です。空気がこもると蒸れて、根や茎が傷みやすくなります。ハンギングで吊るしたり、棚の高い位置に置いたりして、風が通る場所を選んであげてください。

水やり|「乾かしてから」が鉄則、季節で大きく変える

水やりは、土が完全に乾いてから、鉢底の穴から流れ出るまでたっぷり。これが基本です。多肉植物のなかでは水を欲しがるほうですが、それでも乾く前にやり続けると、根が呼吸できずに傷んでしまいます。受け皿にたまった水は、根腐れのもとなので必ず捨てましょう。

頻度は季節でかなり変わります。よく育つ春と秋は10日から2週間に1度くらい、葉のしわを見ながらたっぷりと。生長がゆるむ真夏は蒸れを防ぐために2〜3週間に1度と控えめにし、涼しい朝か夕方に与えます。冬は3〜4週間に1度ほどで十分です。数字はあくまで目安なので、最後は「玉のハリ」と「土の乾き」で判断するのがいちばん確実だと思います。観葉植物全体の水やりの考え方は、こちらの記事にまとめています。

― 観葉植物の水やり頻度の基本 ―

土|多肉・サボテン用の水はけ重視がいちばん安心

グリーンネックレスは過湿が大の苦手なので、土は水はけのよさで選びます。いちばん手軽で失敗しないのが、市販の多肉植物・サボテン用の培養土です。観葉植物用の土は保水力が高めに作られていることが多く、グリーンネックレスにはやや水もちが良すぎることがあります。蒸れて溶けるのを防ぐ意味でも、水がすっと抜ける専用土を使うのがおすすめ。鉢も、底穴のある素焼き鉢など、乾きやすいものを選ぶとなお安心です。

迷ったときは、最初から多肉・サボテン用に配合された専用土を選ぶと失敗しません。

― 水はけのよい多肉・サボテン用の培養土 ―

温度・冬越し|3度以上をキープし、霜だけは避ける

グリーンネックレスは多肉植物のなかでは寒さに比較的強く、3度くらいまでなら戸外でも耐えます。とはいえ霜に当てたり凍らせたりすると、玉の中の水分が凍ってぐずぐずに溶けてしまいます。関東より北の地域や、冷え込む夜は、室内に取り込んで窓から少し離した場所に置くと安心です。冬は生長がほとんど止まるので、水やりもぐっと減らして乾かし気味に管理してください。寒さで弱らせないコツは、こちらの記事も参考になります。

\ 観葉植物の冬越し・寒さ対策 /

肥料|生育期に薄めのものを少しだけ

肥料はほとんどなくても育ちますが、玉をふっくら充実させたいなら、よく育つ春と秋に薄めた液体肥料を月に1度ほど与えると効果的です。多肉植物用の肥料か、観葉植物用を規定よりさらに薄めて使うのがコツ。濃い肥料を与えすぎると、かえって徒長してひょろひょろになったり、根を傷めたりするので注意してください。生長が止まる真夏と真冬は、肥料はお休みします。

【最重要】しわしわ・ぶよぶよの症状別診断|乾燥型と過湿型は対処が真逆

グリーンネックレスの玉がしわしわ・ぶよぶよになったら、まず確かめるのは「土が乾いているか、湿っているか」です。土が乾いていてしわしわなら水不足、土が湿っているのにしわしわ・ぶよぶよなら過湿による根腐れ。同じ見た目でも原因が正反対なので、ここを取り違えると逆効果になってしまいます。慌てて水をやる前に、まず鉢の土の状態を見てあげてください。

しわしわにしぼんだグリーンネックレスの玉と健康な玉の比較

← 横にスクロールできます →

症状のサイン 考えられる原因 対処のしかた
土が乾いていて玉がしわしわ 水切れ(乾燥型) たっぷり水をやる。春秋なら翌日にはぷっくり戻る
土が湿っているのにしわしわ・ぶよぶよ 水のやりすぎ・根腐れ(過湿型) 水を止め、風通しのよい明るい日陰へ。傷んだ根は植え替え
玉が透き通って茶色く溶ける 夏の蒸れ・過湿 溶けた部分を取り除き、涼しく風の通る場所へ移す
玉の色が薄く、間のびする 日照不足による徒長 明るい場所へ移す。足りなければ育成ライトで補う
玉がぽろぽろ落ちる 根腐れ・強い乾燥・急な環境変化 土の乾きと根の状態を確認し、原因に合わせて対処する

乾燥型のしわしわ|水をやれば戻る、心配いらないサイン

土がカラカラに乾いていて玉がしわしわなら、これはただの水不足です。グリーンネックレスは水を玉にためているので、減ってくると風船がしぼむようにしわが寄ります。つまり、しわは「そろそろ水がほしい」という合図でもあるんですね。春や秋なら、たっぷり水をやれば翌日にはまんまるに戻ってくれます。私が冬にしわしわにさせて慌てたのも、じつはこのタイプ。水をやったらケロッと復活して、心配して損したくらいでした。乾燥型のしわしわは、むしろ水やりのタイミングを教えてくれる便利なサインだと思って大丈夫です。

過湿型のぶよぶよ・溶ける|まず水を止めて根を見る

こわいのはこちら、過湿型です。土が湿っているのに玉がしわしわ、あるいはぶよぶよと柔らかくなって透き通ってきたら、水のやりすぎで根が傷んでいるサイン。根が水を吸えなくなり、結果的に水切れと同じようにしわが寄るので、ここで「水が足りないんだ」とさらに水をやると、とどめを刺してしまいます。

過湿型だと思ったら、まず水を止めて、風通しのよい明るい日陰へ。土が乾いても回復しないときは、株を抜いて根を見てみてください。黒く溶けた根や、簡単に抜ける根は腐っているので取り除き、無事な茎やつるを切り取って、新しい乾いた多肉用の土に挿し直せば、株ごと枯らさずに救えることが多いです。溶けやすい夏は、水やりを思いきって控えるくらいでちょうどいいでしょう。根腐れの見分け方と立て直し方は、こちらの記事でくわしく解説しています。

\ 根腐れの見分け方と復活方法 /

ぷっくりした玉に育てる|徒長を防いで玉を大きくするコツ

玉が小さくて間のびする、いわゆる徒長のいちばんの原因は日照不足です。グリーンネックレスは光をしっかり浴びてこそ、ぎゅっと詰まったぷっくりの玉になります。明るい場所に置いて、適度な水やりと植え替えを組み合わせれば、お店で見るようなボリュームのある株に近づけます。買ったときのかわいさを保つ、ちょっとしたコツを見ていきましょう。

玉が小さい・間のびする原因は日照不足

「買ったときはまんまるだったのに、新しく伸びたつるは玉が小さくてスカスカ」というのは、置き場所が暗いサインです。光が足りないと、植物は光を求めて茎ばかりを伸ばし、玉と玉の間隔が広がってひょろっとした見た目になります。対策はシンプルで、もっと明るい場所へ移すこと。レースカーテン越しの窓辺がいちばんですが、北向きの部屋などどうしても光が足りない場合は、植物育成ライトで明るさを補うと玉のハリを保ちやすくなります。

北向きの部屋など光が足りない環境では、補光用の育成ライトがあると玉のハリを保ちやすくなります。

― 日当たりが弱い部屋の補光に使う育成ライト ―

植え替えで根の詰まりを解消し、玉を充実させる

グリーンネックレスは生長が早く、根が鉢の中ですぐいっぱいになります。根詰まりを起こすと水も栄養も吸いにくくなり、玉がやせて元気がなくなります。1〜2年に1度を目安に、よく育つ春から初夏に、一回り大きい鉢へ植え替えてあげましょう。新しい土と広がったスペースで根がのびのびと張れるようになると、玉もふっくら充実してきます。植え替えのときに伸びすぎたつるを整理すれば、見た目もすっきりするはずです。

伸びすぎたら剪定して、仕立て直す

長く育てるとつるがどんどん伸びて、下のほうが寂しくスカスカになることがあります。気になったら、よく育つ春か秋に思いきって剪定して大丈夫です。長いつるを好みの位置でカットすれば形が整い、株元のほうから新しい芽も出やすくなります。そして切り取ったつるは、捨てずに増やしに回せるのがグリーンネックレスのうれしいところ。次の章でくわしく見ていきます。

グリーンネックレスの増やし方|水挿し・挿し芽でカーテン状に

グリーンネックレスは、切ったつるを使って挿し芽や水挿しでとても簡単に増やせます。適期は、よく育つ春(3〜5月)と秋(9〜10月)。剪定で切ったつるをそのまま増やしに使えば、株を整えながら数も増やせて一石二鳥です。増やした苗を寄せ植えにすれば、念願のカーテン状のボリュームも夢ではありません。

水挿しで発根したグリーンネックレスのつる

水挿し・挿し芽の手順

やり方はとても手軽です。元気なつるを先端から15〜20cmほど、玉が10粒以上つくくらいの長さに切ります。挿し芽にするなら、根元の数粒の葉を取って、乾いた多肉用の土に挿すか、土の上にとぐろを巻くように寝かせて、土に触れた節から発根させましょう。水挿しなら、切ったつるをコップの水に半分ほど浸けて、明るい日陰に置くだけ。水は2〜3日に1度替えて清潔に保つと、2週間ほどで白い根が出てきます。

水栽培には向かない|根が出たら土へ移す

ひとつ覚えておきたいのが、グリーンネックレスは水栽培そのものには向かないことです。もともと過湿が苦手な多肉なので、水に浸けっぱなしにすると根が傷んでしまいます。水挿しは「発根させるまでの一時的な方法」と考えて、根が伸びてきたら早めに乾いた土へ植え替えてあげてください。土に移すときも、しばらくは水を控えめにして、根が新しい環境に慣れるのを待つのがコツです。挿し木や株分けの基本的な考え方は、こちらにもまとめています。

\ 挿し木・株分けの基本テクニック /

グリーンネックレスのおしゃれな飾り方|ハンギングは見た目も育ちも得をする

グリーンネックレスの魅力を最大限に引き出す飾り方は、なんといってもハンギングです。高い位置から玉のつるを流れ落ちるように垂らすと、その姿はもう絵になります。しかもうれしいことに、吊るして飾るのは見た目だけでなく、育ちにとってもプラス。風通しと日当たりがよくなって、株が元気にモリモリ育つんです。おしゃれと育てやすさを両取りできる、一石二鳥の飾り方なんですね。

ハンギングが育ちにも良い理由

なぜ吊るすと育ちが良くなるのか。理由は3つあります。ひとつ、高い位置は空気が動きやすく、蒸れによる溶けを防げること。ふたつ、垂れたつるにまんべんなく光が当たり、玉が均一にぷっくり育つこと。みっつ、目線の高さにあるので、しわや溶けといった変化に早く気づけること。垂らして飾るだけで、グリーンネックレスが苦手な「蒸れ」と「日照不足」を同時にケアできるわけです。マクラメ編みのハンガーや、おしゃれな吊り鉢を選べば、インテリアとしての完成度もぐっと上がります。

お気に入りの鉢に被せて吊るすだけのマクラメハンガーなら、賃貸でも気軽にハンギングを始められます。

― 玉のつるを垂らして飾るマクラメハンギング ―

テラリウム・寄せ植え・風水の楽しみ方

ハンギング以外にも楽しみ方はいろいろあります。ガラスの器に入れてテラリウム風にしたり、ほかの多肉と寄せ植えにしたり。背景を白い壁や木目の家具にすると、緑の玉がいっそう引き立ちます。ちなみに風水では、垂れ下がって流れる葉は気持ちをやわらげ、良い気を呼び込むと言われています。リラックスしたい部屋にぴったりですね。インテリアと相性のいい飾り方を探している方は、部屋別のコーディネート例も参考になります。

\ 部屋別のインテリアコーディネート例 /

グリーンネックレスの仲間|ピーチ・ドルフィン・ルビーネックレスの違い

グリーンネックレスには、玉の形や色が少しずつ違う仲間がたくさんあります。ぷっくり丸いグリーンネックレスのほかに、桃の形のピーチネックレス、イルカが泳ぐようなドルフィンネックレス、赤紫に紅葉するルビーネックレスなど。じつは育て方はどれもグリーンネックレスとほぼ同じなので、好みの葉の形でいくつか集めて並べるのも楽しいんです。代表的な仲間を表にまとめました。

← 横にスクロールできます →

名前 玉(葉)の特徴 ひとことメモ
グリーンネックレス まんまるでぷっくりした緑の玉 いちばん定番。セネシオ属
ピーチネックレス グリーンより大きく、桃のような形 少しふっくらした印象。セネシオ属
ドルフィンネックレス イルカが跳ねるような形の葉 交配種とされ人気。セネシオ属
三日月ネックレス 細長く三日月のように反った葉 シャープな印象。セネシオ属
ルビーネックレス 細長い葉が寒さで赤紫に紅葉する こちらはオトンナ属(別の仲間)

ピーチ・ドルフィン・三日月はグリーンネックレスと同じセネシオ属なので、置き場所も水やりもほぼ共通です。ルビーネックレスだけはオトンナ属という別の仲間で、秋に黄色い花を咲かせ、寒くなると赤紫に紅葉するのが個性。とはいえ「乾かしてから水をやる」「日に当てて風を通す」という基本は変わりません。ひとつ育て方を覚えてしまえば、仲間はみんな同じ感覚で楽しめます。

グリーンネックレスの育て方でよくある質問|しわしわ・玉のお悩み

グリーンネックレスは初心者でも育てられますか?

育てられます。コツはたったひとつ、「土が乾いてから水をやる」のメリハリです。水のやりすぎさえ避ければ、明るく風通しのよい場所に置いておくだけで元気に育ちます。多肉植物のなかでは水を欲しがるほうなので、乾いたらしっかり与える、その繰り返しでうまくいきます。

玉がしわしわになりました。水をやってもいいですか?

まず土を確かめてください。土が乾いていてしわしわなら水不足なので、たっぷり水をやれば春秋は翌日にはぷっくり戻ります。でも土が湿っているのにしわしわなら、それは根腐れのサイン。ここで水をやると逆効果になるため、水を止めて風通しのよい場所へ移し、傷んだ根は植え替えてください。

玉がぷっくりせず、間のびしてしまいます。なぜですか?

ほとんどの場合、日光不足による徒長です。光を求めて茎が伸び、玉が小さくスカスカになります。レースカーテン越しの明るい窓辺へ移してください。それでも光が足りない部屋では、植物育成ライトで補うと玉のハリが戻りやすくなります。すでに間のびしたつるは、切って増やしに使うのもおすすめです。

夏に溶けて茶色くなってしまいました。どうすれば防げますか?

夏の溶けは、高温多湿による蒸れが原因です。真夏は直射日光を避けて明るい日陰へ移し、水やりを2〜3週間に1度と思いきって控えめにしてください。ハンギングや高い棚で風通しを良くするのも効果的です。溶けてしまった部分は取り除き、無事なつるを挿し芽にすれば株を残せます。

水栽培(ハイドロカルチャー)で育てられますか?

あまり向いていません。グリーンネックレスは過湿が苦手な多肉なので、水に浸けっぱなしにすると根が傷みやすいです。水挿しは発根させるまでの一時的な方法と考えて、根が出たら乾いた多肉用の土へ植え替えてあげるのがおすすめです。

どうやって増やすのが簡単ですか?

つるを15〜20cmほど切って、土に挿すか水に浸けるだけで簡単に増えます。適期はよく育つ春と秋。水挿しなら2週間ほどで根が出るので、その後に乾いた土へ移します。剪定で切ったつるをそのまま使えば、形を整えながら株を増やせて無駄がありません。

まとめ|ぷっくりした「緑の鈴」を長く楽しむために

グリーンネックレスは、過湿と日照不足にさえ気をつければ、ぷっくりした緑の玉を長く楽しめる多肉植物です。しわしわになっても、原因が乾燥か過湿かを見分けられれば、慌てる必要はありません。最後に、枯らさず玉をきれいに保つ要点を5つにまとめておきます。

グリーンネックレスを枯らさずぷっくり保つ5つのポイント
  • 日当たりと風通しのよい場所に置く。夏の直射日光だけは避ける
  • 水は土が完全に乾いてからたっぷり。夏と冬はとくに控えめに
  • 土は水はけのよい多肉・サボテン用を使い、受け皿の水はためない
  • しわしわは土の乾きで判断。乾いていれば水不足、湿っていれば根腐れ
  • 玉が小さく間のびしたら日照不足。明るい場所か育成ライトで補う

私自身、最初は水のやりすぎで半分溶かしてしまったグリーンネックレスですが、「乾かしてから水をやる」と「明るい場所で風を通す」を覚えてからは、つるがどんどん伸びてカーテンのように垂れるまでになりました。玉がしわしわになるたびに落ち込むより、それが乾きのサインなのか蒸れのサインなのかを読み取れるようになると、ぐっと付き合いやすくなります。

むずかしく考えなくて大丈夫です。まずは明るい窓辺に一鉢、吊るして飾ってみてください。ぷっくりした緑の玉が流れ落ちる姿は、それだけで部屋にやわらかな彩りを添えてくれるはずです。

植物選びに迷ったら

新しい植物や鉢、土を探しているなら、品質と梱包に定評のある観葉植物専門の通販サイトもチェックしてみてください。配送状態や梱包の丁寧さで厳選したおすすめの通販サイトをまとめています。

この記事を書いた人
userimg
アワツ
都心のマンションで観葉植物を育てている管理人。最初は小さなパキラ一鉢から始め、今はモンステラ・サンスベリア・アグラオネマなどを部屋のあちこちで育てています。何度も枯らした失敗をもとに、部屋の環境に合わせた育て方を実体験ベースで発信中。専門書や公的機関の情報を裏取りし、正確さと初心者目線を大切にしています。
お気に入りの観葉植物を見つけよう
白い鉢に植えられたモンステラが木の棚に置かれた明るい室内の風景

自宅にぴったりの観葉植物を、信頼できるオンラインショップで選んでみませんか。初心者でも安心して購入できる通販サイトを厳選しました。

おすすめの記事