
梅雨に入ったころ、観葉植物の土の表面に白いふわふわしたものが生えていた。葉に黒っぽい汚れのようなものがついている。これってカビ?植物は大丈夫?と不安になった人も多いと思います。
私自身、観葉植物を育てはじめた年の梅雨に、モンステラの土の表面が真っ白になっていて青ざめました。病気だと思いこんで慌てて土を全部捨てて植え替えましたが、あとで調べると、土の表面の白いカビは多くの場合植物に害のないものでした。表面の土を取り替えるだけで十分だったのです。
この記事では、観葉植物にカビが生える原因と、放っておいてよいカビ・手当てが必要なカビの見分け方から入ります。そのうえで、土・葉・鉢それぞれのカビの取り方と、梅雨どきの予防までまとめました。
カビは見た目にぎょっとしますが、見分け方と取り方を知っていれば慌てずに済みます。
この記事で分かること
- 観葉植物にカビが生える原因
- 放っておいてよいカビと、手当てが必要なカビの見分け方
- 土・葉・鉢それぞれのカビの取り方
- 梅雨どきにカビを出さない予防の習慣
こんな人におすすめ
- 土の表面に白いふわふわが出て驚いた人
- 葉の白い粉や黒い汚れがカビか気になる人
- カビを見つけて植え替えるべきか迷っている人
- 梅雨にカビを出さない管理を知りたい人
観葉植物にカビが生える原因|湿ったままの土と動かない空気
観葉植物にカビが生える原因は、土がいつも湿っていることと、空気が動かず湿気がこもることがほとんどです。そこへ日当たりの悪さや、有機質の肥料が重なるとさらに生えやすくなります。湿度と気温がそろって上がる梅雨は、カビがいちばん出やすい季節です。

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| 原因 | カビが生えやすくなる理由 | 見直すこと |
|---|---|---|
| 土がいつも湿っている | 湿った土の表面でカビが増える | 土が乾いてから水をやる |
| 受け皿の水 | 鉢の底がずっと湿り、根腐れにもつながる | 水やりの30分後までに捨てる |
| 空気が動かない | 鉢のまわりに湿気がこもる | 家具の裏や部屋の隅を避け、サーキュレーターで空気を回す |
| 日当たりが悪い | 土が乾きにくく、株も弱りやすい | レースカーテン越しの明るい場所に置く |
| 有機質の肥料 | 油かすなどがカビのえさになる | 室内では化成肥料か液体肥料を使う |
私も梅雨どきに受け皿の水を放っておいて、モンステラの株元を黒ずませたことがあります。それからは、水やりのあとに受け皿の水を捨てるのを習慣にしています。
観葉植物のカビの見分け方|土の白いカビはたいてい大丈夫、葉や茎は要注意
土の表面に綿のように生える白いカビは、多くの場合は土の中の有機物を分解するカビで、植物そのものに害はありません。一方で葉や茎に白い粉や灰色のカビ、黒いすすのような汚れが出ているなら、植物の病気のサインです。茎の根元が黒くやわらかい場合は、根腐れを疑ってください。

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| 場所 | 見た目 | 考えられるもの | すること |
|---|---|---|---|
| 土の表面 | 白い綿のようなふわふわ。株は元気 | 有機物を分解するカビ(害は少ない) | 表面の土を取り替え、土を乾かす |
| 葉 | 白い粉をまぶしたような斑点 | うどんこ病 | ひどい葉を切り取り、風通しを良くする |
| 葉・花 | 灰色のカビ。傷んだ部分から広がる | 灰色かび病 | 傷んだ部分を取り除き、湿気を減らす |
| 葉 | 黒いすすのような汚れ | すす病(カイガラムシなどの排せつ物が原因) | 葉をふき、原因の虫を退治する |
| 茎の根元 | 黒ずんでやわらかい | 根腐れ | 鉢から抜いて根を確かめる |
カビと間違えやすいもの
土の表面の白いものが、カビでないこともあります。水道水の成分や肥料の成分が土の表面に白く固まったものは、触ると硬く、ふわふわしていません。粒の形の白いものは、植え替えのときに混ぜた肥料の粒のことがあります。指でそっと触ってみて、綿のようにふわっとしていればカビ、硬い塊や粒ならカビではないと考えてよいでしょう。
観葉植物のカビの取り方|土・葉・鉢それぞれの手当て
土の白いカビは表面の土を取り替え、葉のカビは拭き取るか傷んだ葉を切り取り、鉢のカビは洗ってよく乾かします。どこに生えた場合も、湿った状態と動かない空気をそのままにすれば、また生えてくると考えてください。

土の白いカビは、表面の土を取り替える
白いカビが生えた部分の土を、スプーンで表面から数cmほど取り除きます。取った土は使い回さずに捨て、新しい観葉植物用の土を足してください。そのあとは土がしっかり乾くまで水を控えます。表面を赤玉土などの無機質の土で覆うと乾きやすくなり、再発を防ぐのに役立ちます。
表面を取り替えても何度も生えてくる場合や土からにおいがする場合は、土の中まで湿りすぎているのかもしれません。株元がぐらつく・葉がしおれるといった症状も出ていれば、根腐れを疑ってください。
\ 根腐れの見分け方と復活させる手順 /
葉のカビは、拭き取るか切り取る
葉の表面についた汚れやすす病は、濡らしたティッシュや柔らかい布で、一方向にそっと拭き取ります。往復してこすると、胞子を広げてしまうことがあります。すす病は、カイガラムシなどの虫の排せつ物にカビが生えたものなので、虫も一緒に退治してください。
うどんこ病や灰色かび病で傷んだ葉は、清潔なはさみで切り取ります。そのうえで鉢どうしの間隔をあけ、空気が通るようにしてください。広がり続けるときは殺菌剤を使う方法もあります。その場合は、ラベルの適用作物に観葉植物やその品種名があり、病名が合っているものを選んでください。
鉢のカビは、洗ってよく乾かす
植え替えのときに鉢の内側や縁のカビが気になったら、たわしやブラシで洗い落とし、日なたでしっかり乾かします。素焼きの鉢は水やカビがしみこみやすいので、特に念入りに乾かしてください。漂白剤を使う場合は植物を別の場所に移してから、製品の表示どおりに薄めて使い、そのあと水でよくすすぎます。
観葉植物のカビを防ぐ習慣|梅雨どきは「乾かす・回す・捨てる」
観葉植物のカビを防ぐいちばんの習慣は、土が乾いてから水をやる・サーキュレーターで部屋の空気を動かす・受け皿の水を捨てるの3つです。梅雨どきは日数で水やりを決めず、土が乾くまで待つことを特に意識してください。

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| 習慣 | やり方 |
|---|---|
| 土を乾かす | 土の中まで乾いたのを指や鉢の重さで確かめてから、たっぷり水をやる |
| 空気を回す | サーキュレーターを弱い風で回す。植物に直接当てず、部屋全体の空気を動かす |
| 受け皿の水を捨てる | 水やりの30分後までに捨てる |
| 置き場所を見直す | 家具の裏や部屋の隅など湿気のこもる場所を避ける。鉢どうしを詰めすぎない |
| 土と肥料を選ぶ | 室内向けの観葉植物用の土を使い、古い土は使い回さない。肥料は化成肥料か液体肥料に |
梅雨どきに部屋の空気を動かすなら、首振りができて音の静かなサーキュレーターが使いやすいです。
― 首振りできる静かなサーキュレーター ―
エアコンの除湿を使えば、部屋の湿気そのものを減らせます。湿度の目安と下げ方は、湿度の記事にまとめました。梅雨入り前から梅雨明けまでの水やりや置き場所は、梅雨の記事で時期ごとに扱っています。
― 室内の湿度の管理 ―
\ 梅雨の水やりと蒸れ対策 /
観葉植物のカビでよくある質問
まとめ|観葉植物のカビは「見分けて、取って、乾かす」
観葉植物の土に生える白いカビは多くの場合害が少なく、表面の土を取り替えて乾かせば十分です。葉や茎のカビや黒い汚れは病気のサインなので、傷んだ部分を取り除き、空気の通りをよくしてください。予防は、土が乾いてから水をやる・空気を動かす・受け皿の水を捨てるの3つです。
- カビの原因は、湿ったままの土と動かない空気
- 土の表面の白いカビは、たいてい害が少ない。慌てて全部植え替えない
- 葉や茎の白い粉・灰色のカビ・黒い汚れは病気のサイン
- 土のカビは表面の土を取り替え、葉は拭き取るか切り取る
- 梅雨どきは「土を乾かす・空気を回す・受け皿の水を捨てる」
私もモンステラの白いカビに驚いて土を全部捨てましたが、今なら表面を取り替えて様子を見ます。カビを見つけたら、まず場所と見た目を確かめるところから始めてみてください。
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